1952-06-05 第13回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号
○石原(幹)政府委員 これは平和條約発効と同時に、全戰犯関係者がただちに釈放されるものでないということは、平和條約十一條を受諾しましたときからよくわかつておるわけでございます。日本政府としては、平和発効後一刻も早く勧告をし、それで関係国の同意を得て早く決定したい、こういうわけでございます。
○石原(幹)政府委員 これは平和條約発効と同時に、全戰犯関係者がただちに釈放されるものでないということは、平和條約十一條を受諾しましたときからよくわかつておるわけでございます。日本政府としては、平和発効後一刻も早く勧告をし、それで関係国の同意を得て早く決定したい、こういうわけでございます。
それからフィリピンの戰犯関係者については、先ほど申し上げましたように、内地服役については正式に申入れをしておりまするし、またこれは私なども個人的に先方の大使等にもお会いいたしまして、お願いいたし、あるいはフィリピン協会等の会合でもいろいろお願いする等、いろいろの手を通じてやつております。
引揚げ促進に関しましては、講和発効を直前に控えまし一応戰争犠牲者という、いわゆる遺家族、あるいは遺骨の収容、ないしは恩赦の問題、これに関するところの戰犯関係者、こういうふうな問題については、たとえ十分ではなくとも日本政府としては一応の手を今日まで打ち、かつまたそういつた関係者に対して、その状況をよく察知せしめたけれども、少くとも現在抑留されておる人々の引揚げ促進に対しては、今の状況としては五里霧中の
閣下には、日本人戰犯関係者について従来より特に深い御配慮を願つているものでありますが、この際、重ねて貴国ルバング島等の島與に今なお、遁残している元日本軍将兵の措置に関して懇願いたすものでおります。
委員長報告) 第七六 新潟県須原発電所電力増強工事施行に関する請願(委員長報告) 第七七 関川水系笹ケ峰ダム建設に関する請願(委員長報告) 第七八 宮崎県大淀川第一、第二両発電所復元に関する請願(委員長報告) 第七九 電気事業に係る全納金保証年限延長等の請願(委員長報告) 第八〇 積算電力計に関する請願(委員長報告) 第八一 美容業者に対する電力制限許可制の請願(委員長報告) 第八二 戰犯関係者
而も去る三月二十一日突如としてタス通信は送還完了を報じ、戰犯関係者二千四百五十八名及び病人九名を残すのみと発表したのでありますが、勿論これは公式公報ではなく、ただ單なる一新聞の報道に過ぎないのでありますけれども、留守家族、全国民に與えた衝撃は誠に大なるものがあつたのであります。
しかも、去る四月二十二日、突如としてタス通信は送還完了を報じ、戰犯関係者二千四百五十八名及び病人九名を残すのみと発表したのでございますが、もちろんこれは正式公報でなく、單なる一新聞の報道にすぎないのでございますけれども、留守家族、全国民に與えた衝撃はまことに大なるものがあつたのでございます。
然るにポツダム宣告第九條に明らかにされた捕虜並びに一般抑留同胞の本国送還が未完了であり、抑留中の死亡者、戰犯関係者の氏名等の未だ発表されないことは誠に遺憾に堪えない。
なぜならば、去る六月、本年度引揚げ再開以来、本月の第六船団までに大連引揚二船を含み九万四千余名が帰還し、タス通信発表に従えば、残留はいわゆる戰犯関係者の約一万名となるのでありますが、われわれ在外同胞帰還促進全国協議会調査による在ソ健在者の実数は、今日までに判明の分だけでもこれを上まわつている事実から見ましてタス発表は、一通信社の報道として、われわれは総司令部発表のいまだ帰らざる四十万を堅持し、ソ連大使館
委員より話が出るのでありますが、最も不明な点が多いところは、ソビエト地区と中共地区の未帰還者でありまして、まず第一番に、ソビエトから日本の捕虜、あるいは残留同胞を、終戰直後においてどれだけの人がこちらにおるという、はつきりした数字を連合国を通じて、日本の政府に報告があつたのか、なかつたのかということをお尋ねしたいのと、もう一点は、先ほども今年九万五千の未帰還者を帰すならば、あと大体一万少し足らずの戰犯関係者
現にこれらの救恤物資は、近く上海に向けて送付せられると期待しておるようなわけでありまして、上海にはちようど戰犯関係者を主としまして、人数ははつきり記憶いたしませんが、相当数の者が上海へ集結せられておりますので、まず上海に向けて救恤物資を送りたいということで、今着々準備を進めておるような次第であります。
こういう戰犯関係者の外地における服役の問題につきましては、その御当人はもとより関係家族その他の方々からの熱望がありますので、すでに政府は総司令部に対してその実現方を懇請しておるのでございますが、ただいままでの状況を申し上げますと、本件は時期尚早であるというような結果になつておるのでございます。
從いましてその数は限られておるのでありまするが、最近の情報によりますると、戰犯関係者が各地の折留所から逐次上海に集結せられつつあるという状況でありますので、上海を中心にすることは、救恤品送付の目的からいたしますと、非常によく合致しておるという状況にございます。しかしながら、その他の地区にも今後続けてその方面に残留していられる方々のためにお送りしたいと計画しております。
○倭島説明員 戰犯関係者につきまして、ただいまの御質問を含めまして若干入手しました比較的詳細な情報を申し上げたいと思います。 外國における戰犯関係者の内地服役の問題は、すでによほど前から起つた問題でございまして、一番有望と思われましたのが中國地区の戰犯者を内地で服役させる、これについて機が熟したころに正式に関係筋を通じて申し入れましたのですが、本件は不許可になりました。
そういうふうに各地域の引揚が完了いたしまして、もう何處にも殘つておらないかといいますと、必ずしもそうではありませんで、例えば南方の諾地域におきましても二、三百名の戰犯関係者その他が殘つておられます。